世界大百科事典(旧版)内の造石山寺所の言及
【正倉院文書】より
… 《正倉院文書》には前記の戸籍・計帳などの反故文書のほか,皇后宮職に来た文書やそこで作成された文書,造東大寺司・写経所に来た文書を反故として再使用したものも多く,これらの文書の中には,当時の造寺造仏事業,建築技術や造像技術を示すものが多く,法華寺や興福寺西金堂の造営に関する文書はとくに著名である。また《正倉院文書》には,造石山寺所関係文書としてまとめられる文書群がある。造石山寺所は,761年(天平宝字5)から始まる近江の石山寺造営のために設けられた造東大寺司の出張所で,奈良の写経所も一部そこに移された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」