逢坂山トンネル(読み)おうさかやまとんねる

世界大百科事典(旧版)内の逢坂山トンネルの言及

【トンネル】より

…これと並行して工事が進められていた大阪~神戸間は74年開業したが,この区間にある石屋川トンネル(延長61m)が,日本の近代トンネルの第1号とされている。このトンネル建設は,イギリス人技師E.モレルやJ.ダイアックの指導を受けたが,これに続く京都~大津間の建設では,665mの逢坂山トンネルを日本人独力で完成し(1880),84年には米原~敦賀間に延長1.35kmの柳ヶ瀬トンネルを完成させている。以来,国内の鉄道建設の伸長につれて,地形の険しい日本では多数のトンネルが必要となり,また火山性などの複雑かつ困難な地質条件を克服する必要から,トンネル技術の進歩が大いに促進され,日本を有数のトンネル技術国たらしめることとなった。…

※「逢坂山トンネル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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