世界大百科事典(旧版)内の連帯運送の言及
【相次運送】より
…交通,通信および金融の各機関が発達するにつれて,取引地域が拡大し,遠隔地との取引が盛んになり,一運送人が,自分で全区間の運送をすることが不可能な場合も多くなり,数人の運送人が相次いで運送することが必要となる。 相次運送には,(1)数人の運送人がそれぞれ独立して,各特定区間の運送を引き受ける場合(部分運送),(2)一運送人が全部の区間の運送を引き受け,その全部または一部を他の運送人に運送させる場合(下請運送),(3)数人の運送人が共同して全部の区間の運送を引き受け,内部関係においてそれぞれの担当区間を定める場合(同一運送),(4)数人の運送人が順次に,1通の運送状とともに運送品を受け取って運送に従事する場合(共同運送,連帯運送)がある。このうち,下請運送,同一運送および共同運送,連帯運送を通し運送といい,この運送の型態が現代において盛んになっている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」