世界大百科事典(旧版)内の過排卵の言及
【多胎】より
… 多胎の頻度は,地域,人種や母体の年齢,分娩回数,遺伝的背景などにより異なるが,一般的にはn胎の場合,1/80n-1にほぼ近似とされる。脳下垂体から分泌される生殖腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)は,ある種の無排卵性の不妊症婦人に有効であるが,卵胞に直接作用するところから複数個の排卵(過剰排卵または過排卵)を誘発することが少なくない。最近,諸外国や日本で話題となった五つ子の大半は,このゴナドトロピンによる排卵誘発によって起こっている。…
※「過排卵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」