世界大百科事典(旧版)内の道中すごろくの言及
【すごろく】より
…日本でも初期の〈官位すごろく〉〈仏法すごろく〉〈浄土すごろく〉と呼ばれているものは絵が描かれていない。江戸時代に参勤交代や交通網の整備により,旅行案内を兼ねた〈道中すごろく〉が流行し,浮世絵師も加わって後半期には風俗を主題にした多種多様なすごろくが考案された。明治時代には欧米の風俗習慣や維新後の新制度を描いたすごろくも現れ,時代を反映したさまざまな絵すごろく(または寿語録)がつくられ,大正期から第2次大戦前まで家庭内の室内ゲームとして盛んであった。…
※「道中すごろく」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」