《道徳論》(読み)どうとくろん

世界大百科事典(旧版)内の《道徳論》の言及

【グレゴリウス[1世]】より

… グレゴリウスはアンブロシウス,ヒッポのアウグスティヌス,ヒエロニムスとともに西方における四大ラテン教会博士の一人に数えられ,著述活動も歴代教皇中抜群のものである。コンスタンティノープル滞在中に執筆された《道徳論》は教会の道徳的な教えに関する実践的な知恵の書であり,591年ころ作成された《牧会規定書》は司牧神学の便覧として珍重され,594年ころ書かれた《対話編》も中世では広く愛読された。とくにヌルシアのベネディクトゥスの事跡を扱った第2編は有名である。…

※「《道徳論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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