世界大百科事典(旧版)内の遠心性肥大の言及
【心臓肥大】より
…心臓の壁,とくに心室の壁の心筋が肥大して厚くなることをいう。肥大が主としてみられる部位によって,心房肥大,右心室肥大,左心室肥大,中隔肥大,両室肥大などの種類があり,肥大が内腔に向かって起こり,容積が大きくならない場合を求心性肥大,壁の肥大とともに容積が増大し,心臓の拡張を伴う場合を遠心性肥大という。肥大が起こると,肉柱や乳頭筋も太くなるため,心臓の重量も増し,著しい肥大では,心臓壁の厚みは正常の3倍,重量は4倍にも達することがある。…
※「遠心性肥大」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」