世界大百科事典(旧版)内の遠端漏話の言及
【混信】より
…漏話は,ワイヤケーブルなどを用いた信号伝送において,二つ以上のケーブル間の電磁的,あるいは静電的結合により,一つのケーブルの信号が他のケーブルに漏れ,相互に干渉を起こす現象である。妨害となる漏話信号の現れる端点に対応して,近端漏話,遠端漏話などの区別がなされる。無線通信においても,種々の原因により,受信したい送信局以外の電波が混入受信され,混信を起こすことがある。…
【漏話】より
…漏話の原因となる回線を誘導回線と呼び,妨害を受ける回線を被誘導回線と呼ぶ。漏話には,誘導回線の信号の伝達方向と同じ方向に現れる遠端漏話と,反対方向に現れる近端漏話とがある。近端漏話は,送信側の大きな信号が受信側の小さな信号のところへ漏れるので影響が大きく,一般には近端漏話の対策が課題となる。…
※「遠端漏話」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」