世界大百科事典(旧版)内の遠郊農業の言及
【近郊農業】より
…近年の都市の急速な拡大に伴って,都市の中では農業が点在する形がみられるが,最近は,これをとくに都市農業として,近郊農業と区別している。近郊農業に対して都市の遠隔地の農業を遠郊農業ということがあるが,一般にはあまり使われていない。農業立地論をはじめて体系化したチューネン(1783‐1850)は,都市からの距離によって,自由式,林業,輪栽式,穀草式,三圃式,牧畜といった農業経営方式が順次に立地することを述べたが,ここでの自由式が近郊農業の原型といってよい。…
※「遠郊農業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」