世界大百科事典(旧版)内の遷宮上人の言及
【慶光院】より
…ここに,慶光院院主は朝廷から代々紫衣(しえ)と上人号を勅許され,20年ごとの神宮式年の正遷宮は当院のあずかるところとなった。院主は〈伊勢上人〉〈遷宮上人〉とも呼ばれた。神宮との関係で寺中に仏像や鐘鼓は置かなかったが,朝廷や幕府の崇信を得て威厳格式は高く,神宮の神官以上の権勢をもつようになり,隠然たる力を皇室・豊臣家・徳川家の内部にもった。…
※「遷宮上人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」