世界大百科事典(旧版)内の選好順序の言及
【消費者選択の理論】より
…消費者選択の理論は,ミクロ経済学において消費者の行動を分析する理論で,その目的は,財に対する需要がいかに決定され,それがどのような性質をもつかを明らかにすることである。 この理論では,まず,消費者は財の組合せに対する選好順序psekaidaihyakka_reference orderをもっている,と想定する。かりに食料3単位と衣料2単位という組合せXと,食料7単位と衣料1単位という組合せYの,いずれか一方を選ぶとすると,(1)Xを選ぶ,(2)Yを選ぶ,(3)同程度の好ましさ(このとき,XとYとは互いに無差別indifferentであるという),のいずれかが答えられる。…
【無差別曲線】より
…消費者の行動を分析する消費者選択の理論では,消費者は,財の組合せに対する選好順序をもっている,ということを前提としている。かりに,食料4単位と衣料2単位から成る組合せAと,食料6単位と衣料1単位の組合せBとがあるとする(図参照)。…
※「選好順序」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」