世界大百科事典(旧版)内の遺残性光受容細胞の言及
【松果体】より
…鳥類や爬虫類の松果体では,感覚細胞は外節に退化傾向がみられるようになり,細胞質内に直径約100nmの分泌顆粒が増加する。このような松果体感覚細胞は〈遺残性光受容細胞〉と呼ばれる。哺乳類の松果体細胞はもはや外節を失い,光受容能を失活させているが,齧歯(げつし)類では生後1~2週後に,松果体細胞の繊毛が発達し,外節構造を形成しかけるが早晩退化する。…
※「遺残性光受容細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」