那賀川総合開発(読み)なかがわそうごうかいはつ

世界大百科事典(旧版)内の那賀川総合開発の言及

【那賀川】より

…林業の発達とともにいかだ流しの労働者が増加し,1904年(明治37)には組合が結成され,08年の桜谷発電所ダム建設に際して,その運動は活発化した。50年以降の那賀川総合開発によりダム,発電所が建設され,いかだ流しは廃止されたが,川沿いに走る国道195号線が整備され,木材はかつての馬車に代わってトラックで輸送されるようになった。那賀川総合開発により,長安口(ながやすぐち)ダムと日野谷発電所,川口ダムと川口発電所,大美谷ダムと広野発電所,小見野々(こみのの)ダムと蔭平発電所が相次いで完成し,上流域は電源地帯として開発されるとともに,林業資源もさらに開発された。…

※「那賀川総合開発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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