世界大百科事典(旧版)内の那須殺生石の言及
【殺生石】より
…火山や温泉,地熱地帯では,噴気孔から噴出する硫化水素,亜硫酸ガス,炭酸ガスなどのために近寄った鳥や虫が死ぬことがあり,ときに人も死ぬこともあるが,その噴気孔の付近の岩石を俗に殺生石と呼ぶことがある。那須温泉,大分県の大船山,久住(くじゆう)山などにある。なかでも那須湯本の北200mにある殺生石は九尾狐の玉藻前(たまものまえ)伝説として広く知られている。松尾芭蕉は《おくのほそ道》にその光景を〈石の毒気いまだほろびず。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」