世界大百科事典(旧版)内の那須開墾社の言及
【那須野原】より
…土壌は酸性でやせており,飲料水の獲得も困難なことから,17世紀以後扇央の一部が開かれたものの,本格的に開発されたのは近代になってからである。 1880年に矢板武,印南(いんなみ)丈作が那須開墾社を組織し,那須野原西部に約3000haの官有地を借り開発を始めた。84年に陸羽街道(現,国道4号線),86年に東北本線が開通し,85‐88年に西岩崎で那珂川から取水し,那須野原全面に給水する那須疎水の本幹水路・分水が完成した。…
※「那須開墾社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」