郡内領(読み)ぐんないりょう

世界大百科事典(旧版)内の郡内領の言及

【甲斐国】より

…さきに家康の命をうけて親吉により着手されていた甲府築城の工事は光泰にうけつがれ,さらに93年(文禄2)受封,入国した浅野長政・幸長(よしなが)父子の時代に完成,城下町甲府の形成も進められた。甲斐国9筋(万力,栗原,大石和,小石和,逸見,武川,北山,中郡,西郡の各筋)2領(郡内領,河内領)の行政区画は89年伊奈熊蔵忠次の検地の時期に推定されているが,やがて江戸時代には地域区分として用いられるようになった。1600年(慶長5)関ヶ原の役後,浅野氏の転封によって甲府盆地を中心とした国中(くになか)3郡は,家康が再度親吉を甲府城代とし,03年徳川義直受封後もその任に当たらしめた。…

※「郡内領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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