世界大百科事典(旧版)内の部落学校の言及
【同和教育】より
…その条件としては,(1)社会教育,学校教育,家庭教育の全教育分野において同和教育に取り組み,(2)同和教育と部落解放運動,教育実践と教育行政と教育運動が,互いの自立性・相対的独自性を積極的に認めあいながら,隔意なき相互批判をとおして,互いに連帯をはかっていかなければならない。 教育をめぐる部落問題は〈部落学校〉に始まる。1872年(明治5)の〈学制〉実施はいわゆる〈解放令〉後でありながら,被差別部落児童は同一町村内の小学校就学を忌避・排除され,そのため教育条件の劣悪な〈部落学校〉の設立が余儀なくされ,小規模部落では〈教育棄民〉となった。…
※「部落学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」