都司(読み)とし

世界大百科事典(旧版)内の都司の言及

【衛所制】より

…1千戸所は10守禦百戸所よりなり,その長は百戸で,その下に総旗2名,小旗10名があり,1百戸は112名(総旗は5小旗,小旗は兵士10名)を率いた。したがって1衛の兵数は5600人を基本とし,都指揮使司(都司)に統率され,都司はさらに中央の五軍都督府に統率された。そして千戸所,百戸所は1府州の兵を統轄し,衛は数府州の兵を統轄する場合に置かれた。…

【明】より

…靖難の変の内戦中に,北方ではモンゴルの勢力が回復したので,まず親征してこれを討ち,結局死ぬまで5回の遠征を試みた。東北にも意を用い,建州衛を設けて女真族を羈縻(きび)し,黒竜江下流に奴児干(ぬるがん)都司を設けた。南方ではベトナムの混乱に乗じて出兵し,安南布政司を設けて直接支配下に置いたほか,宦官(かんがん)鄭和に大船団を率いさせ,南海からインド洋,さらに東アフリカに達する大遠征を行わせた。…

※「都司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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