都水監(読み)とすいかん

世界大百科事典(旧版)内の都水監の言及

【大運河】より

…漕運を専門とする官は,唐代7世紀の初めに水陸運使がおかれたのに始まり,宋代には発運使が真州(江蘇省儀徴県)と泗州(安徽省泗県)とに駐在して,全国各路の転運使を指揮統轄する形をとったのである。元では都漕運司を大都と揚州,済州において漕運を統轄させるとともに,水利の専門官として大都に都水監をおき,全国各地に河渠司を設けた。明では漕運の最高責任者として漕運総督と漕運総兵官とがあったが,とくに総督は河道の管理を兼ねて権限が大きかった。…

※「都水監」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android