鄧析(読み)とうせき

世界大百科事典(旧版)内の鄧析の言及

【正名】より

…《論語》の〈名が不正だと,礼楽文化は衰微し,刑罰は不当になる〉(子路篇)の〈名を正す〉,つまり事物の実質を正確に認識する称呼(よび名)を保持すること。この名と実の正しい一致の主張には,孔子の当時の〈礼楽〉的貴族領主制の,君臣・父子の身分秩序を乱さず,孝悌道徳の壊敗を許しえぬ立場,敵対する鄧析(とうせき)(前545‐前501)らの法的平等思想を忌避する態度が表明されている。孟子は,新しく編成された《春秋》を孔子の正名(名分)の具現とみて,そこから〈名を正して分を定め,情を求めて実を責める〉(欧陽修)君父制を重視する尊王思想を学びとろうとした。…

※「鄧析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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