鄧陳琨(読み)とうちんこん

世界大百科事典(旧版)内の鄧陳琨の言及

【征婦吟曲】より

…ベトナムのレ(黎)朝末期に書かれた漢詩と,これを民族語に訳した長編詩。漢詩は永佑(1735‐40)・景興(1740‐86)年間にハドン(河東)のタインオアイ(清威)県の知県であったダン・チャン・コンDang Tran Con(鄧陳琨)の作で,唐代に行われた楽府の長短句形式にならった476句から成る,抑揚と変化に富む長詩。夫を戦場に送った少婦の独白で,別離を悲しみ孤独を訴え,夫の帰還を待ちわびる痛切な心情を歌っている。…

※「鄧陳琨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android