酒田県(読み)さかたけん

世界大百科事典(旧版)内の酒田県の言及

【出羽国】より

…また戦争の論功行賞として,秋田,本荘などには賞典禄を与える一方,米沢,山形,庄内などの朝敵諸藩には領地没収,首謀者の斬罪などの処分を行った。また旧幕領と没収地に民政局を設置し,69年7月には酒田県を設置した。以後,全国的な廃藩置県をまたずに70年9月には山形県ができたが,71年7月の廃藩置県の断行により,羽前は8県,羽後は5県となり,まもなく統合して同年11月には,秋田県,置賜県,山形県,酒田県の4県となっている。…

【山形[県]】より

…1868年(明治1)戊辰戦争後出羽国は羽前・羽後両国に分割され,奥羽越列藩同盟に参加した多くの藩は,領地を削減された。また旧天領や庄内藩領に柴橋・尾花沢・酒田各民政局が置かれていたが,翌69年酒田県となって旧天領および没収地を管轄した。一方,長瀞藩は69年上総国大網へ,山形藩は70年近江国朝日山へ移され,1869年には再度の転封命令を免れた庄内藩は大泉藩,松山藩は松嶺藩と改称した。…

※「酒田県」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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