酸性褐色森林土(読み)さんせいかっしょくしんりんど

最新 地学事典 「酸性褐色森林土」の解説

さんせいかっしょくしんりんど
酸性褐色森林土

acid brown forest soil

褐色森林土のなかで,塩基飽和度の低い(酸性)ものを独立させ,G.Aubert et al.(1952)が命名した土壌型名。湿潤温帯の落葉広葉樹林下に生成分布し,暗褐色の腐植層Aには屑粒状構造が発達,褐色の下層土Bは塊状構造で,粘土の移動・集積は認められない。全層を通じて酸性。ヨーロッパや米国では,特に湿潤な山岳地域に広く分布。過湿温暖な日本の森林土壌大半はこの土壌型に属している。

執筆者:

参照項目:褐色森林土

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 松井

世界大百科事典(旧版)内の酸性褐色森林土の言及

【褐色森林土】より

…フリードランドV.M.Fridlandは典型的(塩基飽和),塩基未飽和,ポドゾル化,残炭酸塩質の4亜型に細分した(1953)。日本では北海道南部,東北地方などのブナ林地帯に広く分布し,いずれも塩基未飽和亜型に属し,酸性褐色森林土ともいう。大政正隆は日本の褐色森林土を水分状況により乾性(BA,BB),弱乾性(BC),適潤性(BD),弱湿性(BE),湿性(BF)の6ファミリーに区分し(1951),国有林土壌調査ではこの分類が用いられる。…

※「酸性褐色森林土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む