世界大百科事典(旧版)内の醍醐棚の言及
【三宝院】より
…内部は床,棚をもつ上段15畳および18畳,27畳の3室からなる桃山時代書院造の代表例で,上段の間の《柳草花図》をはじめとする障壁画(重要文化財)を配する。また宸殿上座10畳の違棚は俗に〈醍醐棚〉と呼ばれ,桂離宮や修学院のものとともに天下の三棚の一つとして著名である。庭園は,1598年の醍醐の花見直後から秀吉の意を受けて作庭に着手されたもので,1624年(寛永1)まで工事が続けられたが,その間の経緯が《義演准后日記》に詳しく記されている。…
※「醍醐棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」