世界大百科事典(旧版)内の釈道安の言及
【慧遠】より
…13歳のときに郷里を離れて,許昌,洛陽に遊学し,儒教の六経を修め,ことに老荘の学をよくした。354年(永和10),21歳のとき,胡族支配下の混乱のつづく華北から,江南に行き隠士范宣を訪ねようとしたが果たせず,帰って弟の慧持とともに,太行恒山の寺で大いに弘法に努めていた釈道安のもとに参じて弟子となり,仏門に入ることになった。かくて釈道安に従って各地を転々として,365年(興寧3)に襄陽に移った。…
※「釈道安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」