重力式岸壁(読み)じゅうりょくしきがんぺき

世界大百科事典(旧版)内の重力式岸壁の言及

【岸壁】より

…岸壁には,地震時はもちろん,平時においても大きな土圧が作用するので,岸壁はこれを支えるための強度をもっていなければならない。岸壁の形式としてはケーソンやコンクリートブロックを組み合わせ,その重量で土圧を支える重力式岸壁,直線型鋼製矢板もしくは鋼板を円形に建て込んで土圧を支えるセル式岸壁,前面に鋼製の杭や矢板を打ち込み,これをタイロッドと呼ばれる棒などで土中に引っ張って背後に設けた控え工に結んで支える矢板式岸壁,矢板壁背後に杭を打ち込み,その杭上に設けたたなと矢板を結合させたたな式岸壁などがあり,いずれも多く用いられている。【長尾 義三】。…

※「重力式岸壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android