世界大百科事典(旧版)内の重点観察の言及
【保護観察】より
… 施設処遇の弊害と限界がとなえられるなかで,社会内処遇方法として,保護観察はますます重要性を増してきているといえる。1961年ごろから試みられている保護観察官が専門的処遇を行う重点観察という方式や,交通事犯少年に対する集団処遇を加えた方法等,多様な方法が開発されてきているとはいえ,管理職を除く保護観察官数は892人(1994年4月)で平均担当数は約150人(1994年9月)に及び,多くは保護司に頼らざるをえない現状にある。専門家たる保護観察官の増員による積極的処遇の実施,中間施設の活用等により,保護観察がより活性化されることが望まれる。…
※「重点観察」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」