世界大百科事典(旧版)内の《量子力学の数学的基礎》の言及
【フォン・ノイマン】より
…30年にはアメリカのプリンストン大学に教授として招かれ,33年には新設のプリンストン高級研究所教授となる。数学上の業績は,数学基礎論,測度論,群の上の概周期関数論などのほかに,《量子力学の数学的基礎》(1932)を著したことがあげられる。この書物で展開した抽象ヒルベルト空間論は,古典的な統計力学の数学的基礎付けとしてのエルゴード理論にも役だった。…
※「《量子力学の数学的基礎》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」