金春弥三郎(読み)こんぱるやさぶろう

世界大百科事典(旧版)内の金春弥三郎の言及

【金春禅竹】より

…室町時代の能役者,能作者。観阿弥とほぼ同時代に活躍した金春権守(こんぱるごんのかみ)の孫で,金春弥三郎の子。通称不明。…

【金春流】より

…(1)能のシテ方の流派名。かつて竹田郷と呼ばれた奈良県磯城(しき)郡田原本(たわらもと)町西竹田付近を本拠とし,鎌倉時代から初瀬寺に属し,のち春日神社・興福寺に勤仕した円満井座(えんまんいざ∥えまいざ)ののちの名で,大和猿楽四座のうちで最も歴史が古い。竹田の座ともいった。系図では聖徳太子時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖とし,現家元まで79代を数えるが,猿楽の家としては,南北朝時代の毘沙王権守(びしやおうごんのかみ)(河勝より53世)あたりを流祖とみてよいであろう。…

※「金春弥三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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