世界大百科事典(旧版)内の金本然の言及
【金方慶】より
…朝鮮,高麗朝の武将。字は本然,諡(おくりな)は忠烈。慶尚道安東の人。新羅敬順王の遠孫。高宗・元宗・忠烈王3代に仕え,モンゴル侵略下の多難な内政・外交・軍事の処理に当たった。三別抄の乱(1270‐73)が起こると,モンゴル軍と協力して鎮圧につとめ,その功で門下侍中となり,モンゴルの第1次日本遠征(文永の役)では高麗軍の司令官として出動し,第2次日本遠征(弘安の役)では再び高麗軍をひきいて参戦した。その間,元に行ってフビライに会い国交の調整につとめ,元将の誣告によって島流しにされたこともある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」