金石三例(読み)きんせきさんれい

世界大百科事典(旧版)内の金石三例の言及

【墓誌】より

…したがって伝記資料としては,基礎的な同時資料であるが,常に墓主に対して肯定的である点に注意して取り扱う必要がある。 墓誌銘の体例を説いたものに,元の潘昂霄(はんこうしよう)《金石例》,明の王行《墓銘挙例》,清の黄宗羲《金石要例》があり,あわせて〈金石三例〉と呼ばれる。作品は,執筆者の文集に収められているのを見ることができるほか,最近は,考古学の発達により,発掘される実物も多く,中国の南北朝以前のものは,趙万里《漢魏南北朝墓誌集釈》(1956)にほぼ集められ,また中国各地の博物館でその地出土の実物を容易に見ることができる。…

※「金石三例」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android