世界大百科事典(旧版)内の金酸塩の言及
【金酸】より
…これはAu(OH)3の脱水したものとみなされる。これらは見かけは水酸化物であるが,両性を有し,酸としての性質のほうが強いのでAu(OH)3を金酸と呼び,またこれから導かれる塩(KAuO2・2H2O,Ca(AuO2)2・6H2Oなど)を金酸塩と呼ぶ。これは,金の酸化力が大きく,これと結合したOH基から水素イオンを解離させる傾向が強いためである。…
※「金酸塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」