金重叔(読み)きんじゅうしゅく

世界大百科事典(旧版)内の金重叔の言及

【金万重】より

…朝鮮,李朝の文臣,作家。字は重叔,号は西浦。父は丙子の乱(1636)のとき江華島で殉節した金益謙,母の尹(いん)氏は歴代宰相家であった尹斗寿の孫女。母は夫なきあと,2人の子(万基,万重)の教育をみずから施し,父を知らない万重は生涯母への尊敬と孝心があつかったという。官は工曹判書,大司憲にまで至ったが,党争のなかで西人派であった彼の官運は西人勢力の盛衰に左右された。47歳のとき,王(粛宗)が宮女の張氏を寵愛したのを,万重は経筵の席上でいさめたため王の怒りを買い宣川に流配された。…

※「金重叔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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