世界大百科事典(旧版)内の金銀貿易の言及
【銀】より
… 中世の日本の金銀比価はほぼ1対5~6,中国では12,13世紀に1対13ほど,14世紀末~16世紀初めに1対5~6,朝鮮では15~16世紀に1対10ほどである。16世紀中ごろより増産のため日本の金銀価格は下落し,とくに銀価は安く,同世紀後期では金銀比価はほぼ1対10となり,金銀貿易に転換が起こった。朝鮮からは15世紀中はきびしい取締りを犯して銀が輸入されたが,1538年ごろより日本より多量の銀輸出が始まる。…
※「金銀貿易」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」