鉅野沢(読み)きょやたく

世界大百科事典(旧版)内の鉅野沢の言及

【済水】より

…実際は河南省鄭州の北西で黄河から流出し,定陶付近で北済と南済に二分する。本流の北済は河南・山東境域の大湿地鉅野沢(きよやたく)を形成しつつ,臨淄(りんし)(済南)の北を通って渤海湾に注ぎ,南済は東南流し,菏水(かすい)として沛(はい)県をへて徐州に至り泗水(しすい)と合した。北済は南北朝時代まで水運に使われ,開封を都とした宋も運河として修復利用したが,12世紀末,黄河本流がその河道を奪い様相が一変する。…

※「鉅野沢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」