世界大百科事典(旧版)内の鉛おしろいの言及
【化粧品】より
…また古代ローマ時代,すでにナポリ北方のカプアは香料製造業者の町として知られており,当時すでに香油,香脂の製造が発達していたものと思われる。おしろいは天然の白陶土(カオリン)が使われていたが,紀元前4世紀にギリシアで鉛白(えんぱく)(塩基性炭酸鉛)がつくられ,鉛おしろいの歴史がはじまった。一方,水銀おしろいである軽粉(けいふん)(塩化第一水銀)は,10世紀ごろ中国の宋代から医薬用として使われてきた。…
※「鉛おしろい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」