世界大百科事典(旧版)内の鉱山災害率の言及
【鉱山災害】より
…鉱山ではおもな作業場が地下にあり,他の産業に比べて作業環境が概して悪いため災害も多い。しかし,近年は自主保安を主とした災害減少運動の推進・浸透によって,鉱山災害は顕著な減少を示している。表1に見られるように,災害度数率(100万延労働時間当り死傷者数)は,かつては鉱業が最も高かったが,今では林業,サービス業,運輸・通信業より低く,全産業平均に近い数値にまで下がっている。表2に示した石炭鉱山の災害率は10年前の2割に減少しており,同様に減少している金属,石灰石の災害率に近づいている。…
※「鉱山災害率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」