世界大百科事典(旧版)内の銀スズアマルガムの言及
【アマルガム】より
…【中原 勝儼】
[虫歯充てん用のアマルガム]
歯科では,19世紀フランスで充てん用に用いられはじめたが,1918年ころになってアメリカで虫歯の充てん用に規格化され,以後今日まで利用されている。かつては銀アマルガムと銅アマルガムが用いられてきたが,現在は銀とスズとの合金の粉を水銀で練り,虫歯で生じた欠損部に充てんして歯の中で固まらせる銀スズアマルガムが多く用いられている。銀スズアマルガムは,硬化時にわずかに膨張するので,欠損部の封鎖性に優れる。…
※「銀スズアマルガム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」