世界大百科事典(旧版)内の銀河回転定数の言及
【オールト定数】より
…太陽近傍の恒星の視線速度および固有運動の観測から,銀河系の回転を導くために,1927年オランダの天文学者J.H.オールトによって導入された定数。太陽を含む大恒星集団としての銀河系は,その重心のまわりに回転することによって平衡を保つ。銀河面内の星や星間ガスは,銀河中心のまわりにほぼ円運動を行っており,そのような運動を行う太陽近傍星の視線速度Vr,固有運動μlを観測すると,それらは星々の太陽からの距離rと銀経lに依存して次のように変化する。…
※「銀河回転定数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」