世界大百科事典(旧版)内の錦影絵の言及
【紙芝居】より
…現在は連続する絵を順番に見せて,それに説明をつける小演芸あるいは視聴覚教育材をいう。江戸時代後期にオランダから幻灯が渡来するが,その映写機とスライドを使って映像が動いて見えるようにくふうした写絵,大阪では錦影絵が紙芝居の原型である。やがて寄席芸になったが,明治中期に写絵を寄席や隅田川の納涼船でやっていた両川亭船遊という芸人は,収入が少なくて人手や費用がかかりすぎる写絵をやめて,結城孫三郎という芸名でやっていた糸操りの人形芝居を専門とするようになった。…
※「錦影絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」