鎧師(読み)よろいし

世界大百科事典(旧版)内の鎧師の言及

【甲冑】より

…しかし江戸時代に入って戦乱が終息すると,形式的な踏襲が行われ,技術的には一段と緻密化するものの,実戦とはかけ離れてゆき,一方で故実の研究が盛んとなって大鎧,胴丸など復古的な模造復原が行われた。 なお甲冑の工人は,古くは甲作(よろいづくり),鎧作と呼ばれ,近世には物具細工(もののぐざいく),具足細工あるいは鎧師,具足師などと呼ばれた。彼ら工人が銘を刻み,流派を唱えるようになるのは戦国時代にいたってからで,奈良の岩井派,春日派,紀州の雑賀(さいが)派,京都の明珍派などが隆盛となった。…

※「鎧師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android