世界大百科事典(旧版)内の《鏡に映る影》の言及
【モーガン】より
…また次作《スパーケンブルック卿》(1936)はイタリアとイギリスの田園を背景にした恋物語であるが,これらは繊細で凝った文体で書かれ,とくにフランスで評判が高かった。その後第2次大戦にも参加したが,人生や文学について思索をめぐらした《鏡に映る影》2巻(1944‐46)は戦争中《タイムズ文芸付録》に寄稿したエッセー集である。《判事の話》(1947),《リバー・ライン》(1949刊,1952劇化上演),《朝風》(1951)などでは,その文体はさらに抑制されたものになっている。…
※「《鏡に映る影》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」