鐘勧進(読み)かねかんじん

世界大百科事典(旧版)内の鐘勧進の言及

【梵鐘】より

…仏像や堂宇の勧進と同様,その趣意書を〈勧進帳〉といい,鋳鐘の功徳を吹聴(ふいちよう)して個人や村ごとの奉加喜捨を仰いだ。しかし室町時代以降,流浪する売僧が鐘勧進を称し,遠国の寺号を名乗って鋳造もしない鐘への勧進を求めることがしばしば行われている。 梵鐘をめぐる伝説は各地に分布し,数多くが謡曲や歌舞伎,浄瑠璃などにとり入れられている。…

※「鐘勧進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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