世界大百科事典(旧版)内の鑪盤博士の言及
【鋳金】より
…原形を鋳物土で作り,これに合わせて外型を作り,この型を一度取り除き,原形を鋳物の厚みだけ削りとって中型とし,外型と合わせて鋳造する方法。《日本書紀》の崇峻天皇元年(588)条に,元興寺起工にあたり百済より将徳白味淳という鑪盤(ろばん)博士が来朝した記事がある。この鑪盤博士は塔の露盤や相輪などを作る,削り中型の技術を身につけた工人と推定される。…
※「鑪盤博士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」