钁丁(読み)くわよほろ

世界大百科事典(旧版)内の钁丁の言及

【田部】より

…日本古代の屯倉(みやけ)に付属する田地の耕作者。《日本書紀》安閑1年閏12月条によると,〈三島竹村屯倉〉は大河内直味張(おおしこうちのあたいあじはり)のさし出す钁丁(くわよほろ)によって耕作され,これが〈河内県の部曲〉を田部とすることのはじめである,としている。また欽明17年10月条によると,〈大身狭(おおむさ),小身狭屯倉〉をおいたとき,〈処々の韓人〉〈高麗人〉をもっておのおのの田部としたとある。…

※「钁丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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