長太夫(読み)ちょうだゆう

世界大百科事典(旧版)内の長太夫の言及

【金平浄瑠璃】より

…明暦(1655‐58)のころ,江戸浄瑠璃の開祖薩摩浄雲の門弟,和泉太夫が語り始めたとされる。寛文年間(1661‐73)を中心に江戸で大いに流行し,その子の長太夫をはじめ他の太夫たちもこれを語るようになり,一時は上方まで風靡した。内容は酒呑童子,源頼光伝説をもとに脚色を加えた武勇談で,なかでも坂田金時の子に金(公)平という豪傑を仮想し活躍させた。…

※「長太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android