世界大百科事典(旧版)内の長谷川武次郎の言及
【絵本】より
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[明治以後]
明治維新後早くも1872年(明治5)に学制がしかれ,アメリカの読本によった国語読本が翌年に出るが,その体裁と版式は江戸時代と異ならず,民間ではやはり草双紙本が作られていた。そのうち1885‐92年に20冊の多色木版私装本《日本昔噺(むかしばなし)シリーズ》が長谷川武次郎によって出版された。内容は江戸時代の日本の昔話を在留外国人に諸国語に訳させ,小林永濯(えいたく)らの絵で挿絵をつけ,和紙をちりめん紙に加工して,外人のみやげ物とし,海外にも売り出したものである。…
※「長谷川武次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」