開中(読み)かいちゅう

世界大百科事典(旧版)内の開中の言及

【塩法】より

…とくに宋と明では北方の異民族防衛のため辺境に多数の軍隊が常駐したが,その糧秣を供給する代価として商人に塩の販売手形が支給された。宋では入中または折中,明では開中と呼ばれる。明代の開中法は,糧秣を辺境に納入した商人に倉鈔と呼ばれる手形を発行し,商人はそれを産塩地の官署に持参して,塩引と交換して塩の支給を受けた。…

※「開中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む