世界大百科事典(旧版)内の間接反致の言及
【国際私法】より
…そのとき第三国法を最終的な準拠法と認めるのは転致Weiterverweisung政策である(手形法88条,小切手法79条などを参照)。第三国,第四国……を経由して,結局は日本法に帰って来る間接反致ということも考えうる。いずれの場合も,外国の政策を優先させると一見は内外で準拠法が同一になり(準拠法の統一・国際的調和),妥当な政策のように思えるが,外国もまた反致などを認めているときは,その国との間で反致現象が永遠に繰り返され準拠法はいつまでたっても定まらない。…
※「間接反致」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」