世界大百科事典(旧版)内の関口武の言及
【気候区分】より
…月平均気温により大きく3区分し,降水量とその季節的配分により10地域の中気候区に細分し,さらに降水内容や期間,風系などを考慮して36もの小気候区に再細分している。これが平均値気候・経験的区分であるのに対し,関口武(1959)による日本の気候区分は,熱収支や水収支の理論を取り入れ,かつ各要素の年変化型なども考慮したもので,いろいろな方面で最も多く実用化されているものの一つである。気団論と前線や低気圧の配置などを用いて成因的に気候区分したものとして鈴木秀夫(1966)によるもの,降水の季節性などで区分した前島郁雄(1967)のものなどがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」